シンガポール在住のよしかつ(@4shikatsu)です。
僕は旅が大好き。
日常から抜け出し、非日常を感じさせてくれる時間。
旅をすることももちろん楽しいのだけど、「どこに行こうか」「何をしようか」と考える時間もかなり楽しい時間。
来週久しぶりの旅を計画していて、ここ最近はワクワクしっぱなし。
シンガポール人はどうなんだろう?
「旅は好きなのかな?」「どこが人気なのかな?」「旅先で何をするのが好きなのかな?」
シンガポールでの”旅のトレンド”を調査すべく、シンガポールで最大の旅行博に潜入してきました!
イベントレポート第8弾はNational Association of Travel Agents Singaporeによる「NATAS HOLIDAYS 2018」です。
コンテンツ
イベント概要
- 日時:2018年8月17日(金)〜19日(日) 10:00-21:30
- 場所:Singapore EXPO Halls 3 & 4(チャンギ空港の近く)
- 入場料:無料
- 主催者:National Association of Travel Agents Singapore(シンガポール旅行協会)
イベントに行ってみた
「旅行博」とは世界各国の旅行に関する情報が集まっているので、直接話を聞きながら情報収集し、旅の計画を立てることができ、さらにはツアーパッケージもその場で購入できるイベント。
以前は入場料がかかっていたそうだけど、今は無料。お金を払ってまだ旅行の情報を集めには来ないってことなのかな。
個人的には、旅行博と言われてピンとこなかったのが正直な気持ち。
僕は毎月のように旅行しているけど、Googleマップで世界地図を眺めながら「このエリアに行ったことないな。よし、行ってみよう!」と決めて、後はExpediaで航空券をオンライン購入。これだけ。
最近は下調べはほとんどしない。
その場で行き当たりばったりな旅が最近のお気に入り。
だから”旅行博”って意味あるの?ネットでいいじゃんって思いながらも会場へ。
会場に到着して驚いた。
10時からの会場オープン前にも関わらず長蛇の列。
「何があるんだ、、、?」
会場内に入ると各ブースは多くのシンガポール人で賑わっている。
各国のブース、旅行代理店のブースに加え、羽田空港のブースもあるなど、旅行に関連する組織、企業が一堂に会している。
シンガポールはご存知の通り、非常に小さい国。
だから旅行といえば海外旅行。海外に行くことへのハードルが極端に低い。
これだけの人が集まっているのだから、「シンガポール人は旅行が好き」と言っていいと思う。
壮大な景色の写真に目を奪われる。
「あー、旅行に行きたい!!!」
みんながそう思っているのか、ワクワクした雰囲気に僕もワクワクしてくる。
こちらは日本ブース。
日本の魅力について、各ブースで猛烈アピール!!!
各県からの人たちから直接話を聞くってイイ。
地元の人が愛情持って語る内容に興味津々になる。
これが旅行博のいいところなんだな。ネットではなく、人と人とのコミュニケーションで熱を感じながら旅を計画するのって楽しい。
ただ一方で、来場者を見ると、どちらかと言うと年齢層は高め。
若年層は僕と同じくネット化が進んでいるのだろうな。
数年後には、旅行博のスタイルを変える必要性に迫られることは必至だろう。
シンガポール人はラッキードローが大好きなので、各ブースでは景品を豊富に準備。
景品を求めて、アンケートにもびっくりするぐらい協力的な人々。
シンガポール人って、たくましい。
最後に
実は、、、、今回は仕事での参戦。
埼玉県、群馬県、新潟県という北陸新幹線沿いの3県のブースの運営を担当しました。
同じく北陸新幹線が通る地元・富山を盛り上げたい僕としては、仲間のように感じてPRにめちゃくちゃ力が入りました。
シンガポール人の旅行先としては日本は大人気。
2012年に約14万人だった日本への旅行者は4年後の2016年には約36万人と倍以上に。しかも、約75%がリピーターという物凄い率。
多い人だと20回以上日本に行ったことがあるツワモノも。
特に人気の場所は、北海道、東京、大阪、京都。
そして、日本の経験が豊富な人たちは”次のエリア”を求めて、日本ブースを行ったり来たり。
僕が担当した埼玉、群馬、新潟はまさに”次のエリア”。
シンガポール人は”シンガポールにはない何か”を求めて旅をしています。
温泉、スキー場、紅葉、果物狩りが一番みんなが食い付くポイント。
でも、正直なところ、それって埼玉、群馬、新潟だけにあるわけじゃない。他の県にもある。
だから差別化がめちゃくちゃ難しい。
「What is special in these prefectures?(これらの県では何が特別なの?)」
確かに悩む。
この質問に対して「温泉、スキー場・・・」と言うのだけれども、言っている自分も何だかしっくりこない。
その地域ならではのモノはあるはずだし、例え無かったとしてもオリジナリティを出したアピール方法はある。
それができないことに対して、訪日インバウンドに携わる身として、自分の力不足をひしひしと感じる。
だけど、これってみんなにとって一生の課題なんだろうなとも思う。
時代によって人々の興味や感じ方は変わる。
それを敏感に感じ取りながら、どうやったら人々の心に訴えることができるか。
日本を観光立国として育てていくには、この視点を常に持ち続けて取り組んでいくのが大事。
といった大事なことを学ぶことができたイベントでした。
よしかつ(@4shikatsu)
と、頑張って働いたので、旅に出よう!!!
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