日本とシンガポールのハーフで、シンガポール在住のよしかつ(@4shikatsu)です。
先日タイムアウト誌が「the most exciting cities in the world right now(今世界で一番刺激的でワクワクする都市)」を発表しました。
*タイムアウト誌=1968年にロンドンで創刊し、現在は世界39カ国108都市をWebサイトやガイドブックなどで紹介している会社。日本では「タイムアウト東京」にて東京に関する情報が発信されている。
今回は32カ国の15,000人を対象に、自分たちの国の食べ物、飲み物、文化、人々のフレンドリーさ、物価、幸福度、生活のしやすさについて調査を実施。
結果、シンガポールは32カ国中、堂々の31位に”輝き”ました。
みごと世界で2番目につまらない国に認定されました!
なお、最下位の32位はトルコ・イスタンブール、1位はアメリカ・シカゴ、東京は19位。
自己評価が極端に低い
各項目の中で特に評価が低かったのは「文化」で、シンガポール独自の文化が少ないという自己評価です。
一方、「安全な国」、「公共交通機関が整っている」、「多様な食文化」といった項目については高い評価をつけています。
確かに、会社の同僚や友達のシンガポール人たちからは
「週末何やってる?シンガポールすぐ飽きるでしょ?」
とよく言われます。
来たばかりの僕にとっては、まだまだ行きたいところ、やりたいことはいっぱいあるので、まだ飽きていません!(2年経ってもまだ飽きていません!!)
「そこまで自虐的にならなくていいのに、、、」と思うことはたまにあります。
日本人的に”謙虚”に「いやー、僕らの国はそんなに大したことないですよー」と言っているならまだしも、少なくとも僕の周りの人たちは本気で言っているような節も若干あります。
確かに、淡路島ほどの小さな国なので、王道の観光スポットは3日あれば制覇できます。
シンガポールという国自体はまだ54年の若い国なので、シンガポールとしての歴史は浅いです。
大自然もありません。
そこに長年住んでいるシンガポール人が「飽きるでしょ?」と言いたくなる気持ちは分からなくもないです。
政府の反応
この結果にいち早く反応したのは、シンガポール政府観光局(STB: Singapore Tourism Board)。
Facebookの公式ページで、結果に”同意する”動画を配信(下記記事の真ん中に動画があります)
(画像はFacebookの公式ページより)
「SINGAPORE IS BORING.(シンガポールはつまらない)」から始まり、「エキサイティングなことは何もない」「がっかりするナイトライフ」「街はコンクリートジャングル」「アートも文化もない」「すべてが高い」、最後の極め付けに「これ以上つまらなくできる?」と刺激的な言葉がどんどん出てきます。
しかし映像はというと、言葉とは真逆で、いかにシンガポールがワクワクする楽しい国かを紹介しています。
この観光局の動画に対して、タイムアウト社は「2月1日と2日の2日間だけでも、我々は7回もシンガポールがエキサイティングだということを発信しているよ!」と弁明(?)
政府系であるにもかかわらず、「世界で2番目につまらない国」に対して、タイムリーにユーモアに溢れる返事。さすがです。
つまっている国
シンガポールは、見方によっては全く面白くない国です。
様々な”ない”があります。
でも、ちょっといつもと違った見方をしてみると、印象ががらっと変わり、ワクワクが”つまっている国”に変わります。
- いくつもの民族と文化が共存し、また、一部は混じり合い新しい文化を生み出している社会
- 小さい島国であるにもかかわらず、世界の大国と渡り合うことのできるほどに成長した経済力
- 国全体が一つのショーケースのように年々姿を変え、様々な表情を見せてくれる街
僕自信はこのような点に興味を惹かれています。
「世界で2番目につまらない国」であるシンガポールは、僕にとっては「世界で2番目につまっている国(ワクワクする国)」です。(1番は日本)
このブログでは、シンガポールの知られていない一面を紹介していくことで、読んでくださっている方々にとってのシンガポールを「少しつまっている国」にしていきたいです。
例えば、、
よしかつ
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会社Webサイト「Vivid Creations」
31/32位ということはブービーとも考えられますが、世界に何万とある年のなかでノミネートされているのは誇りに思うことかと。確かにつまらないという人もいますが、私は好きですが。ちょっと物価高ですが……。
Kayさん、そうですね、ここにノミネートされているだけでも誇りに思うことですね!和食がもっと安くなってくれれば、、、