シンガポールの西側は工業地帯で、多くの工場や倉庫が集まっている。
観光客はあまり行かないエリア。
炎天下で逃げ込む影もない、だだっ広い道を延々と歩く。
観光客はもちろん、誰も歩いていなくて、不安になる。
地味に好きな工業地帯に興奮したくて、Twitterでは楽しんでいるが、現実にはそんな余裕はない。
貸切電車とバスを乗り換えに換え、人っ子ひとり歩いていない炎天下の工業地帯を歩いている。絶対正しい行き方ではないと確信しながらも、工業地帯は意外に好物だったりするんだよな、これが。 pic.twitter.com/JlFZc4f1M0
— よしかつ@シンガポール (@4shikatsu) March 17, 2018
「やばい、もう喉がカラカラだ、、、」
汗だくになり、そろそろ喉の渇きが極限に達しそうなタイミングで、そいつは現れた。
「やっと水にありつける。。。」
砂漠でオアシスを見つけた時の感動を疑似体験した気がする。
タイガービール工場(正式名称:Asia Pacific Breweries社)である。
東南アジアに来ると大抵のお店で見かけるタイガービールを作っている工場。オランダのハイネケン社とシンガポールのFraser aned Neave社の合弁会社であり1932年より製造販売していて、今年で86年目。
タイガービールだけでなく、ハイネケンやその他いくつかのビールも製造している。
昔はタイのビールって思ってた。タイつながりで。でも実はシンガポール産ビール。
シンガポールの濃いめの味の食事に絶妙に合うあっさりなテイストでゴクゴク飲むことができる。
生産の半分は輸出用であり、2018年3月時点で世界16カ国で販売しているとのこと。(本数は聞き逃しました、、、)
ここではTiger Brewery Tourなるツアーが月曜〜土曜に開催されていて、工場見学しながら、工場やタイガービールの歴史、ビールの製造方法についての説明を45分聞くことができる。(製造している工場内は撮影禁止)
僕はビールを飲むのが大好きだけど、日本で一度キリンの生麦工場を訪れたり、シンガポールに来てからも自宅でのビール製造方法についてのワークショップに参加したりと、何気に製造にも興味津々。
話を聞いていて沸々とテンションが上がる。
「でも、さっきからずっと喉がカラカラなんだけど。早くビー、、、」
説明の途中に突如としてビールイベント発生。
ビールサーバーを使って自分でビールを注ぎ、念願の1杯目。
「う、うまい!!!!!い、生き返る。。。」
この染み渡る感じ。砂漠に一瞬雨が降って、すーっと砂に水が染み込んでいく感じ。
あっという間にグラスが透明なグラスに。
その後は説明員の説明は上の空。
僕が待っていたのは、ただ一つ。
これ。
工場併設のバーで、出来立てビールを堪能することができるんです。
見学代20ドル(約1,600円)で「タイガービールジョッキ1杯」+「20種類ぐらいの内から好きなビールを小グラスで5杯」がついてくるという、お酒が高いシンガポールでは嬉しい内容。
バーではダーツやビリヤードもできて、本当に普通のバー。(この男の子、将来大物になる気がする) ビール飲みたくなってきましたよね?
タイガービール工場行ってみたくなりましたよね?
え、なってない?
い、いや、そんなはずは、、、
でも、ビール好きの人はマストで行くべきスポットです。かなりオススメです。
予約は直前でも空いていればできます。僕も2時間前にしました。18年4月からは日曜もツアーをするようになるので、毎日行くことができます。
予約はこちらから→Tiger Brewery
最後に、タイガービールの空き缶から作られたマーライオンとマリーナベイサンズ。
シンガポールに住んでいるうちに作ってみたい欲が。
一緒に缶を空けてくれる方、募集中です。(何千本だろう?)
ビール大好きよしかつ(@4shikatsu)でした。
この記事へのコメントはありません。