最近、シンガポールは日本のメディアによく取り上げられるようになりました。
僕が小さい頃は「シンガポール?アジアの国だよね。」ぐらいだったのが、今は国の認知度としてはかなり高くなっています。
でも、「シンガポールといえば?」に対して
- 上に船が乗っている建物(マリーナベイサンズ)、マーライオン
- 先進国でキラキラした国
- 金融や物流のハブ
といった答えが大半になるのだと思います。
僕の中では、”知られているようで、あまり知られていないのがシンガポール”といった印象です。
そんな中、先日Twitterを眺めていると、「〇〇(国名)に関する誤解を解く」がドカドカとタイムラインに流れてきました。
「お、面白そう。これはシンガポール在住の人間として、シンガポール版を呟いてみよう!」
シンガポールに関するよくある誤解を解く
・コンクリートジャングル → 緑が意外にある
・ゴミ一つ落ちてない → 一つは落ちている
・定時きっかりに帰る → 意外に残業する
・多民族共生 → 正しいが、政策的な努力の結果
・男性は細い → 兵役を終えた人はマッチョが多い— よしかつ / DanSINGAPORE (@4shikatsu) August 21, 2018
この呟きに対して、シンガポール在住の琴音さんから。
街を見渡すと、様々な人種や民族の人々が歩いていて、「これが多国籍、多民族のシンガポールか!」と感動します。ただ一方で、人口の4分の3を占める中華系が優位なのを感じる場面は少なくありません。
蚊はいます。僕の周りでもデング熱に掛かった話をたまに聞きますが、デング熱が発生すると、そのエリア一帯を徹底的に消毒します。
一杯2千円のラーメンも普通にあるシンガポールですが、数百円で満足できる料理も多くあります。高い和食、自炊、屋台を交互に食べるなど、組み合わせ次第で継続的に安く生活できます。
そして、マーライオンは世界3大ガッカリと言われ続けていますが、シンガポールに初めて来て、初めて生で見た人からは「意外に大きいじゃん!」としか言われたことないので、ガッカリ卒業です!
マレーシア在住のKmrさんからは、
韓国風の髪型は今も流行っていますかね。刈り上げが多いです。
確かに複数のビジネスをしている人にもよく出会います。
その他にも、色々なリプライをいただきました。
罰金天国
台湾在住のまえちゃんさんから、こんな質問が。
ゴミ落としたら本当に罰金なんでしょうか?
あと落としても、見つからなければ、大丈夫なんですかね?
いろいろ気になります。笑
— まえちゃん @台湾トラベルブロガー (@Maechan0502) August 21, 2018
Singapore is a fine country(シンガポールは罰金の国)とも言われるぐらい、シンガポールは罰金の国です。
街中には至る所に罰金の看板が掲げられています。
この質問に対して、シンガポール人のしゃーるさんがわざわざ調べて回答してくれました。
今調べたところ2012年から年々罰金された件の数が増えているようです。罰金のほかに、correct work orderが課される可能性もあります。これは、政府が指定された地域で指定されたベストを着て掃除させられる罰です。周りの人間の目線が気にして、した人がしたくなくなるというのが目的だと思います。
— しゃーる@21卒外人 (@Starry_Snow) August 21, 2018
世間体を気にするのはどこの国でも同じみたいですね。
バレていない人は数多くいますが、罰金天国はイメージ通りです。
大都会
シンガポール在住のMTANさんとテツヲさんから。
マクリッチーの遊歩道で、コブラとニシキヘビが戦ったっていうニュースもありましたね。https://t.co/882pCdlT7B
— テツヲ (@tetzo) August 21, 2018
大都会のイメージのシンガポールですが、意外に緑はあって、意外に動物もいるようです。
リスはよく見かけますが、その他にも、猿、猪、蛇、コブラ、トカゲといった動物たちがいるようです。
まるでジャングル。
出会ってみたいような、怖いような。。。
ゴミひとつ落ちていない
TAMA_shさんと眠い猫さんからはゴミについて。
一つ訂正。
ゴミ一つ落ちていない→見えないところはゴミだらけ。
ゴミ箱に入りきらないゴミはゴミ箱の周りに山積み。
一つ追加。
ツバは吐かれていない→吐かれてます。
以上、私が知るシンガポール^^; https://t.co/QRtwNOx2II— TAMA_sh (@tama_sh_21) August 21, 2018
ゴミは沢山落ちてるよね〜 普通に窓から色々捨てたりするよね〜 https://t.co/uUwoSjF9oC
— 眠い猫 (@sleepycat_jiji) August 22, 2018
残念ながらゴミは落ちています。
でも、街を掃除してくれる清掃員の人たちは日本より多い印象を受けます。
昔は、団地の窓からテレビを投げ捨てた人もいるとかいないとか。
男性は細い
こちらは香港在住のManCheeFMWさんから。
男性が何かと線細いの多いのは香港よー。 https://t.co/h5My5J7WX7
— ManCheeFMW (@Manchee902) August 22, 2018
中華系の男性のイメージは細いイメージがありませんか?
中華系シンガポール人の男性に関しては、半分合っていて半分間違っています。
確かに細い人もいるのですが、20歳前後で行く2年間の兵役の後もジムで鍛え続ける男性が多く、街中にはマッチョな人をよく見かけます。(僕も鍛えなければ。。。)
世界各国の”よくある誤解”
そして、今回僕が呟いたきっかけは、アメリカを発信しているSatoshiさん。
アメリカに関するよくある誤解を解く
・労働時間短い → めっちゃ働く
・みんな早く帰る → リモートワークが充実
・休みが多い → 祝日年間10日
・バカンス楽しみ → それは欧州
・みんなオープン → わりとそんなことはない
・味覚音痴 → それは人による
・男性みんなマッチョ → わりと正しい— Satoshi Onodera (@satoshi_gfa18) August 20, 2018
アメリカって日本人としてはかなり身近で知っているようで、間違った認識をしているみたいですね。
シンガポール含め、各国の”よくある誤解”をまとめてくれたので、是非ご一読を。
ある国について誤解をするのは結局、自分の目で見て、自分の足で歩いて、その国を体験していないから。
テレビ、ネット、新聞といったメディアは、あくまで他の人がそれぞれのフィルターを通して世界に発信している情報であって、必ずしも真実とは限らないし、真実のほんの一部でしかないかもしれません。
常にフラットな目線で自分でその国について知ろうという姿勢が大切だなと思います。
よしかつ(@4shikatsu)
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